きゃぷてんSKの中国航空留学
| 中国に到着(2002年1月)
中国と聞くと一般の日本人には「発展途上」のイメージがあるが、行ってみてドッコイ。流石「世界の工場」と言われだしただけの事はある。(但し、ちょっと田舎に行くと、まだまだ「石炭」が火力のメインなので、その煙たるや・・。日本の空のキレイさに再度、感激!) WTO(世界貿易機構)にも加盟し、そのエネルギーたるや、日本の将来を嘆くに十分なパワーを感じた。但し、カオス(混沌)は、まだまだ健在のようで、暫く前にTVで見た自転車の数は、まさにTVそのものでした。 |
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筆者のうしろは、第二次世界大戦で活躍した輸送機。これがズラ〜リと並び、まだまだパラシュート降下訓練や輸送などで、ぬわ〜んと「現役」との事。
胴体は鉄(ジュラルミン)のようだったが、主翼は完璧に布張りでした。訓練中、1回だけ離陸するのを見たが、短い離陸滑走距離で上がっていったのにはビックリ。日本に持ち込んだら、絶対、耐空検査は合格しないだろうなあ。流石、中国4千年の歴史か?60年弱の歴史は歴史に入らない?子供の頃、教科書で見たような気が・・・。 |
| こちらも、第二次世界大戦で活躍した戦闘機。名前を「初教六」と言うそう。(無論、訓練機はセスナ172です)これまたズラ〜リと並び、当然、現役。但し、あくまで訓練であって、戦闘機としてではありません。胴体・主翼共にジュラルミンで、元(現?)戦闘機だけに、当然A類。宙返り・ロールなどは当然ながら「朝メシ前」。
パラシュート装備の座席に4点シートベルトで、くくりつけられ、イザ離陸。後席の指導員(副校長)のウデは、確かなものでした。しかし、成田の航空博物館で見るような計器や操縦桿には、いやはや・・・。こちらも日本に持ち込んだら、絶対、耐空検査はパスしないだろうなあ。(前席が筆者) |
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訓練用ヘリは、2人乗りのロビンソンR22。チェックシートを確認し、通訳さんから機体の説明を受けながら、一緒にフライト前の点検を行い、コクピットに乗り込む。計器類の説明を受けた後、エンジンスタート。タワー(管制塔)との交信(無論、中国語なので、私は??)のあと、テイクオフ。
いきなり高度600フィートのトラフィックパターン。周りの景色が小さくなり、見慣れない茶褐色の町並みや景色が眼下に広がる。これまた、いきなりの操縦。日本で1時間だけは乗ってから行ったので、ガンガンやりました。当然ながら、ものすごく敏感で、相互に影響するため、ホバリングなんか、できたもんじゃない。まったく安定しないのである。汗びっしょりで初フライトは終了。 |
| 初フライト以来、日曜を除き、午前中はフライトを2時間程度、午後は夕方までフライトの毎日。最初の難関はホバリング。あっちへふらふら、こっちへふらふら・・。1ヶ所に留まる事ができない。ホバリングが安定しないから、Pick
up(地面からホバリング)と、Set down(ホバリングから着地)も安定しない。自動車免許は大型二種を持ってるが、ヘリコプターの操縦は全くの別物。いやはや、コレクティブ操作で、肩が凝って仕方なかったが、ある日「地面効果」に気付き、その後は楽勝でした。
着ている服は、中国空軍の冬用制服で本皮製。非売品だが(当たり前か)、拝みに拝み倒して(寒いから墜落する〜とか言って)新品を3万円で購入。日本なら完璧に20万円だな〜。 |
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←右側が教官。中国で第一号の米国留学の訓練生だそうで、腕も良かった。(共産圏から資本主義社会への留学の苦労は日本人にはわからないだろう・・とか。) よく「ヘリは、飛んでる時にエンジンが止まったら、それで一巻の終わりでしょ?」とか言われるが、実はエンジンが止まっても墜落しない(ことになってる)。勿論、上昇することはできないが、高度はガクンと下がるものの、前進速度が65knotの速度であれば、ローターは風で自然に回り続け、竹とんぼと同じで、頂点からドンと落ちてこないように(無論、回転が止まればドンと落ちるが)ヘリコプターもドスンと落ちたりはしない(はず。実証未確認)。しかも10mx10m程度の空き地で安全着陸。こ〜りゃ車より安全かも! |
| 初のクロスカントリー。目的地は45km離れた高速道路の側道。90knot巡航(時速160〜170km)だったので、20分足らずで到着。事前にチャート(地図)で、チェックポイントなども確認しているが、褐色の大地(日本の緑の大地に再度、感激!)は、ま〜ったく目標がつかめない。どデカい大地だなあ〜。
途中、横一線に「筋」があるので、何か?と聞いたら、ぬわ〜んと、地平線でした。日本では絶対見られない景色です。さすがに、2000feetになると、高度に目が慣れてないので、ちょっと怖かったぁ〜。 |
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筆者は自家用回転翼・水上も同時に取ったので、近くのダム(近くと言っても30km離れている。日本で近くと言ったら、せいぜい3〜5km?)での離水・着水訓練。風があると、多少の波風が立つので、安心して着水できるのだが「ナギ」だと、も〜大変。水面が鏡みたいになるので、高度が全く、わからない。岸の近くでないと、完璧に「新聞モノ」ですな〜。(潜水艦になったR22とか?)
最後の最後は、朝一番からの訓練で、訓練終了・帰還の時、朝日が水面にキラキラ輝いて、夢が叶い「ここまで来たんだな〜」と「もう一生、この景色を見ることは、ないなあ」と思うと、思わずホロリ・・・。教官に見られないよう、ソッポを向いていました。いやはや、充実した2週間でした。 |
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(その他、経費)〜航空法規受験費用・航空特殊無線受験費用・交通費(距離にもよるが)・テキスト代(自己判断)・航空身体検査(航空二種)全部で、3万〜5万円くらいあれば十分でしょう。なお、日本の免許発行までは、半年くらいは考えておいて下さい。 |
060503