自身を”無”が包み込む

何も無い 誰も存在しない

ライトに映し出される黒い道が

嘲笑っているかの様にみえる

遠くに煌く街の灯は 気付けば意識の彼方へと消えてゆく

この先に一体何が待受けているのだろうか

「”あの大地”へ このロードが続いている事」

解っているのはそれだけだった

時は 容赦無く刻まれる・・・。
闇に支配された世界を 右手によって切り開く

深い海を潜る様に

そのもがき続ける様は まるで

己の手探りの日々を象徴しているのだろうか