第1回モトコンポ千葉お散歩会 '99.10.30


10月30日いよいよ、第1回目の千葉お散歩会である。
お散歩会の翌日が群馬でラリーがあるのでそのまま出場できる装備にしておく。
タイヤもオフロード走行にあわせてIRC製のGP110というブロックタイヤに履
き替えた。
バイク屋で聞いた情報によるとGP110はコンパウンドは柔らか目で減りが早いという。
それなら、冬の某ツーリングのためのスノータイヤのベースに使用できるな。
ラリーが終わったらスノータイヤにするべくサイプ(溝)を刻もう。。。

ラリーメーターの取り付け、携行缶を搭載。
お散歩会でガス欠が出たら給油できるようにするためにも
今回はアチェルビス製の予備タンクは外した。

前日のうちにモトコをアクティのリアゲートに積み込む。
軽1BOXなので積み込みが楽である。

さて、ウェアだがこれが少し悩んだ。
厚手のアクリルシャツにウィンドブレーカーを着るか
ウィンタージャケットを着込むか?
とりあえず両方持っていくことにした。

さて、当日6時に目が覚めた。
9時集合なので7時過ぎに出発すれば8時30分には現地に到着するはずである。
高速道路を利用して集合場所の中ノ島大橋公園駐車場へ。

この中ノ島大橋はその昔、明石家サンマ主演のTVドラマ「男女7人秋物語」の
ロケ地になった場所である。
ロケの中では川崎−木更津間を結ぶフェリーが就航していたが
東京湾横断道路の完成とともにフェリーは姿を消してしまった。。。。
また、この公園には僕が高校生時代によく部活で走りに来たものだった。
つまりおいらにとって地元でもある(笑)

公園に着くと既に何名か到着していた。
yootaroさんに一三六さん、つとむさんがいた。
トランポから自分のモトコを下ろして準備していると
今日の参加者が続々とやってきた。

wakatakeさんも登場。
釣りを楽しむおじさんたちに熱くレクチャーをはじめている(笑)

集まるモトコの台数が多ければいろんなモトコがいる。
今回はモトカレンの比率が多かった気がします。

ちょっと隙だったので、中ノ島大橋をモトコで渡ってみることにしました。
高校時代に部活で走って上った以来です。
ちなみにこの橋ですが、カップルで渡ると別れるという
ジンクスがあったのを思い出しました。
#おいらもそのジンクス通りになってしまいましたが...(笑)

橋の反対側には広場があるだけで何〜にもありません(^^;
ただ釣り人がいるだけです。

もとの駐車場に戻ってしばらくして最終の自走組みが到着しました。
と思ったら、Teeさんのスカッシュが集合場所1Kmほど手前で
エンジンストップしたとのこと。
とろさんと僕で軽1BOXで回収に向かいます。

しばらく走ると陸橋の上にTeeさんとスカッシュがいました。
おや〜っ、Teeさんのショートスカッシュにはサイドスタンドが付いています。
これは便利です。後でじっくりと見せてもらうことにして
とりあえずスカッシュを積み込むと集合場所に向かいました。

トラブルに付いて車中で聞いた話では通勤程度の短い距離の走行では
発生しなかったそうで、今回のように長い距離を走って初めてわかたそうです。

公園に到着すると既にwakatakeさんが修理の準備をして待っていました。
メンテナンス実演会の始まりです。
参加された方はキャブの勉強になったのではないでしょうか?

フロートチャンバーにゴミが溜まってあるタイミングになると
ジェット類を詰まらせてしまうというのが最初の見解でした。
…実はもっと根が深かったのですが。。。それは後で説明します。
修理が一通り終わって周りを走ったところ大丈夫そうです。

まぐろさんととろさんがお散歩会のステッカーを作ってきて下さいました。
僕はさっそくモトコンポとヘルメットに貼りました。
#翌日のラリーでも宣伝してきました!

集合写真を撮った後、駅弁を仕入れに製造元の浜屋さんへと向かいました。
この辺の地理に詳しい僕が先導します。

16号沿いの浜屋さんに着いてみると、
「合理化のために千葉工場で弁当を製造し、販売は
 木更津駅と木更津そごうの地下のみになりました」
との張紙が。。。

しかたがないので木更津駅西口まで戻ることにしました。
途中で高校の前で11台もモトコが連なって信号待ちをしていると、
女子高生の熱い視線をあびてしまいました。
女子高生への受けもよく、モトコオーナー達は御満悦の様子でした(笑)
これで木更津駅まで戻ることも帳消しにしてくれるでしょう。。。。

木更津駅西口に着き、駅弁を求めて売店へと向かいます。
菜の花弁当、幕の内弁当、バーベキュウ弁当、漁り弁当などがあります。
僕は小さいバーベキュウ弁当を購入しました。

皆が弁当の購入を済ませると、木更津駅東口駅前通り(県道222)へと向かいます。
ところがこの駅前通りでTeeさんのスカッシュのキャブ不調が再発。
先頭グループは気付かずに先へと行ってしまいました。

道ばたにバイクを止めてwakatakeさんが修理を再開します。
まぐろさんに先頭グループのyootaroさんに電話で
先に目的地の養老の滝に行ってもらうよう連絡を入れてもらいます。

修理が終わり様子を見にTeeさんが信号の周りをぐるっと走ってきます
が、なかなか戻ってきません。
快適なエンジン音を響かせてTeeさんのスカッシュが戻ってきました。
キャブは絶好調だったんだけど、エアクリーナーボックスを
落としてしまったんですと。。。どうやらボルトの増締を忘れてしまったようです(^^;

さて、チェックも終わり先頭グループを追い掛けて走ります。
旧国道16号線を渡り、県道23号木更津末吉線へ。
途中で県道145号線に乗り久留里の前で国道410号線へ。

久留里は城下町でわき水が美味しいことで知られています。
町のあちこちに井戸があって、このわき水で地酒も作られているんですよ。
せっかくなので第2グループの皆さんをわき水を飲みに御招待(笑)
魚屋の前の井戸へ。。。実はこの魚屋さん、炭火でイカなどを焼いてくれるのです。
今回は炭の火が落ちてしまい焼くのに30分掛かるということで
断念しましたが。。(^^;

wakatakeさんの要望で林道を走ることにしました。
千葉の林道は舗装化が進んでいて大抵のところなら
モトコンポでも問題なく走れます。

ルートですが一番近い林道ということで林道怒田福野線から
林道養老線にでて大福山を左に曲がり(梅が瀬線?)
小湊鉄道・養老渓谷駅のある県道81号市原天津小湊線に出ました。

ほとんど鋪装してあるとはいえ、林道怒田福野線は一部未舗装路が
あったのを思い出しましたがモトコンポでも行けるだろうと思い
伏せておきました(笑)
皆さんの驚く顔が見たいし。。。(りゅうトラップ!!)

これから林道をつないで養老渓谷へ抜けるので
ガソリンが不安な皆さんに給油をお願いした。
給油が済んだところで出発!

R410を南下する。
久留里城資料館の看板を目印に左折。
細い道を抜けトンネルを潜る。
道がなだらかな下りになり左手にコンクリで固められた壁が見える。
ここを左に曲がると細いコンクリートの上り坂になる。
8割程坂を上ると林道の入り口が見える。
林道怒田福野線の入り口である。

ほとんど鋪装された林道であるがこの林道には2つの特徴がある。
一つは北山地蔵尊の霊水があること。
もう一つは途中であぜ道になり素彫りのトンネルがあること。

KIMさんのモトコが苦しそうである。
なかなか上ってこない。
のぼりが辛そうなのでKIMさんのモトコを先頭にして
ペースをあわせて進むことにした。

下りはみんな飛ばす飛ばす!
まぐろさんがびびるのも無理ない(^^;
しばらく下っていくと北山地蔵尊の霊水前を通過した。
霊水は一昨年訪れた時に比べて水量は少なくなっていた。
先程久留里の町でわき水を飲んでいるのでここはパスした。

さらに下っていくと道は舗装路からあぜ道へと姿を変えた。
あぜ道の十字路で先頭のKIMさんが不安げにこちらを振り返る。
まっすぐと腕でジェスチャーをする。
そう、この道を直進すると素彫りのトンネルがあるのだ。
いひひひ。何人がびっくりするのだろう。
トンネルは砂地の上にアップダウンがあるのだ!!!
#ここは2年前僕が開催したピーナツラリーのコース上でもある。

「うひぃ!」「うわぁ〜」と声があちこちで聞こえた。
皆さん楽しんでくれたようだ。。。

再びあぜ道を抜けると今度はだらだらとした上り坂が続く。
強制空冷システムを持たないモトコンポとモトカレンには
かなり厳しいようだ。

最後は押して坂を上り福野小学校の隣に出た。
ここでひと休みをした後、再スタートをするが、
暫くして民家の前で犬に吠えられる。
最初は一匹だったが家の中からもう一匹の黒い犬が
駆け降りてきて先頭車両に向かって吠えた。
犬のしっぽが千切れんばかりに振れていたので
彼に戦意はないようであるが吠えられた方はたまったものではない!
よろけてあうく溝に落ちるところであった。
しかも犬のフェイントを喰らいのぼり坂を目前にして
失意のブレーキ。。。。
足漕ぎで坂を上っていく。。。。

おやっ、後続が来ない。
引き返して再び坂を上るのは大変なので
林道養老線との合流点まで出て後続を待つことにした。

暫くして後続がやってきた。
どうやらTeeさんのキャブの調子が悪かったようだ。
しかし、その対策方法まで見つけたので問題ないとのこと。

Teeさんが申し訳なさそうにしている。
大丈夫だよTeeさん。
僕なんか初めてのツーリングの時には
マフラーがつまるは、パンクはするは散々だったんだから。。。
ツーリングはトラブルを含めて楽しむもの。
逆にトラブルがあると思いで深い旅になるのだから。

皆が揃ったので出発。
山の峰に作られた林道養老線につもった落ち葉を舞い上げ
風のようにモトコンポとポッケとアプリオが駆け抜ける。

暫く走ると大福山の分岐点へ。
さてどちらに行こうか?
取りあえず右へ進もうと思った矢先
wakatakeさんに左のほうが養老渓谷駅に近いと指摘される。
おっとKIMさんがすでにスタートしていたので呼びにいく。

KIMさんのペースは早く早くも大福山線のダートに進んでいた。
が、後続が来なかったので止まったらしい。
やっとのことでKIMさんに追付き引き返して大福山を左の林道へ進む。
曲がりくねった林道を進みやがて県道81号へでた。

あらっ、県道へ出たものの待ち合わせの場所へは左折するのか
右折するのか忘れてしまった。
取りあえず養老渓谷駅のある左折を選択したがこれは逆方向だった。
途中で間違えていることに気付きUターン。

養老温泉の前に着いたが第1班の姿が見えない。
まぐろさんに携帯で連絡を取ってもらう。
しばらく進んだ先の直線で待っているとのこと。
やっとの思いで待ち合わせ場所に辿り着いたのは2時半頃だった。
全員で温泉のある滝み荘に着いたのですが温泉は3時までということで
あきらめて一同バイクを上流にある無料駐車場へ移動し粟叉の滝へ。

が、一三六さんのモトコがアクセルを閉じているのに全開状態に。。。
バス停付近でwakatakeさんが修理に入ります。
他の皆は駐車場へバイクをとめて戻ってきます。
皆が戻ってきて暫くしたころに修理が終わりました。
修理の間、道路の向いの売店で餡入草餅と赤飯とみかんをgetしました。

バイクを駐車場へ置きに行く時間が勿体無いので
バス停の小屋にモトコを入れさせてもらい一同、滝の上にある
岩畳へブルーシートを広げ遅い昼食をとりました。

皆無口でお弁当をつっついています(笑)
お腹に食べるものをいれて顔をあげる余裕ができてから
恐怖の自己紹介ゲームが始まりました。。。。

ゲームも終わり皆の顔と名前が一致してモトコ談義に華が咲きましたが
時間が過ぎるのは早いもので南の空から雨雲がやってきたので
降る前に退散することにしました。

駐車場に戻りエンジンを始動させる頃には辺りを闇が被いはじめました。
きた道を戻りR465へ出て東京湾フェリーで帰る人達を
途中まで送るつもりだったのですが県道81号とR465の分岐を見落とし
県道81号天津小湊線に乗ってしまいました。

途中に分岐があるだろうと思い気にも止めてなかったのですが
おかしいと気付いたのは5つめのトンネルを潜って四方木という
ところにでたところからです。
「鯛の浦まで15km」
内房の地名がありません(^^;
どうやらこの県道は外房以外に分岐はないようです。

幸い(!?)現在地を把握できているのがとろさんとyootaroさんだけのようです。
引き返すか先に行くかとろさんと相談していると
wakatakeさんが長街道にある「アイビー」に興味があるとの情報を聞き
時間に余裕のある人だけ寄ることにしました。

一旦外房のR128に出てガソリンを補給し、県道34号長狭(ながさ)街道を
西へ進みフェリー組はそのまま進み内房(R127)に出て右折してから
3.5km北上し浜金谷のフェリー乗り場へ向かってもらうことにしました。

とりあえず、ガソリンの厳しいまぐろ号に給油を済ませ
再スタートをきりました。
後続を気にしながらR128に出て最初の日石で給油します。
鴨川シーワールドが近くに見えることから皆さん現在地を
把握された模様です(^^;
給油の際にホンダのフリーウェイに乗ったおじさんが話し掛けてきました。
なんとモトコンポにも詳しいです。
僕らを見て小さいバイクもいいなぁって呟いていました。
Teeさんはちゃっかりおじさんのフリーウェイを試乗させてもらっています。

フェリー組の時間も怪しくなってきたので、先を急ぐことにしました。
R128から長狭街道の一歩手前の県道24号千葉鴨川線を経由し信号を左折、
(実際は間違って引き返してきた)
県道181号を経て待望の長狭街道へ。。。
ここでMASAKIさん、うすださん、こゆぞうさんのフェリー組には
全速でフェリー乗り場へと向かってもらうことにしました。
全速なら最終フェリーに間に合うはずです。

残りのメンバーはトロさんとまぐろさんのお勧めのお店「アイビー」を
目指すことに。。。
トロさんが先頭で走りますが日もすっかり暮れて寒さが身にしみます。
シールドが自分の吐息で曇ってきます。
やっとのことで鴨川市と富津市の境にある「アイビー」へ着きました。
寒いしお腹も減ったのでここで夕食を取ることにしました。
「アイビー」は御主人自ら作ったログハウスです。

人数が多かったので大部屋に入れてもらいました。
さすがにトロさんとまぐろさんは常連です!
奥さんからみかんの差し入れをいただきました。
おいらはシーフードピラフとケーキセットを頼みました。
おやおやMAD86が疲れたせいかうたた寝を始めました。
皆、一番高いステーキ(1万2千円)を頼んで伝票を置いて帰ろうか
などと恐いことを言っています。

この「アイビー」での談義のなかで新しい単位が生まれました(笑)
すべてをモトコをモトにする「モトコ」です。
最初は値段の話から、○○ならモトコ何台分に始まり、
スピード、馬力、長さ。。。。と留まることを知りません(^^;
果たして定着するのやら(笑)

お腹も一杯になり閉店の9時に近付いたので出発することにしました。
MAWさんかなり薄着だったため下にポンチョを着て防寒しています。
おいらは首タオルにレッグカバーをつけて寒さを凌ぎます。
まぐろは「アイビー」の奥さんにスカーフをもらっていました。
Teeさんはスカッシュの調子が悪いので一端R127にでてBOMさんに
ピックアップしてもらうため一足先に出発しました。

「アイビー」の御主人と奥さんからこのまま国道に出るなら
最近道が新しく広くなった県道182号を北上した方が
5分は早いよとの情報をもらったのでそのルートで行くことに。

モトコが10台編隊でワイディングを攻めていきます。
最前列でバックミラーを覗いて見えるヘッドランプの行列も
凄かったですが最後尾からのテールランプの列も迫力がありました。

R465へでて西へと向います。R127との分岐点を右に曲がり北上します。
上総湊を過ぎ佐貫を通りしばらく走ったところで事件は起きました。
上り坂がはじまり後続を気にしているとやっぱり来ません。
「wakatakeさんがエンジンを焼き付かせた」と情報が入り引き返します。

するとのぼり坂の入り口にwakatakeさん一行と
パトカーがいるではありませんか!
事故ったかなぁ?!と思いましたが違うようです。
エンジンを切って反対車線の歩道へと渡りました。

完全にエンジンが焼き付いたようでキックしてもキックペダルが降りません。
こんなことってあるんですね。
wakatakeさんが最後の悪あがきをしているうちに
どうするかを考えました。
1)おいらのモトコで牽引する
2)木更津まで戻り軽1BOXで回収にくる
3)実家が近いので父にヘルプを求める

一番早くてかたいのが3番です。
早速実家に電話をして迎えに来てもらうことにしました。

が暫くしてwakatakeさんがシリンダーに直接オイルを流し込み、
モトコンポを蘇らせました。
ツーリングでシリンダーまでばらしたのは今回が初めてだと
言っていますがさすがモトコマスター!
タンクにもオイルを混ぜて抱き着き再発を防ぎます。
エンジンが掛かるようになったので父に電話をしますが移動中で出ません。

取りあえず、トロさんyootaroさんMAWさん達が待つセブンイレブンへ
wakatakeさんを先頭に移動することにしました。

暫くすると父が到着しました。
さらに暫くするとTeeさんとBOMさんが姿を見せました。
不思議に思っていたらあまりにも皆が遅いので逆走してきたそうです(^^;
一応抱きつきの再発が心配なので父にも着いてきてもらいました。

R127をさらに北上し君津市から木更津へと抜けます。
途中でTeeさんが車上から写真を撮っています。
フラッシュが付くのでオービスと間違えた人がいるかも知れませんね(笑)
R127からR16に出て海岸へ向かうのですが途中で高架があるため
手前で先頭にでて再び集団を引っ張ります。

国道から県道90号へ出て倉方スポーツ会館前のGSで
最後の給油を済ませゴールの中ノ島公園駐車場へ!
皆さんお疲れ様でした!
しかしモトコンパー達の熱い語らいは続き解散したのは
日付けがかわる15分前でした。。。。

みなさん、また行きましょうね!



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