第11回K.O.Fレポート '00.02.06


二月の第1日曜日。
新宿から富山までをバイクで下道を使い往復するツーリング。
ある者は記録を狙うが、おいらは鱒寿司買い出しツーリングと決めている。
途中で諦めて温泉に入ったり。。。といろんな愉しみができるらしい。

去年はCRM250ARで完走していたので、今年は原付きでの参加を
密かに決めていた。

<<準備編>>
車両はモトコンポ怪(笑)に決定。
既に去年の秋に開田高原までの往復し欠点を洗い出していた。
(往復約800km)

まずは、ガソリンタンク。オリジナルは2.2Lしかないため町乗りでは
事足りるが、ロングツーリングでは夜間の走行や山道の走行では仇となる。
先の開田高原ツーリングではアチェルビス社のフェンダータンクを
トップカバーの上に固定して使っていたが、約7LのBigタンクをワンオフで
製作を依頼した。これにより、航続距離は150km以上へと飛躍的にアップした。

次にシートの問題。
長時間バイクにまたがっているとお尻が割れそうにいたくなる。
CRM50のシートを利用してあんこ盛りしたType1では約300km走るとお尻が
痛くて痛くてしょうがなくなる。直線でもハングオンをしなければならない程。。
そこで衝撃吸収材を入れたType2を試作した。
これでかなり改善されるはずである。

エンジンのボアアップ。
坂道では排気量が小さいとスピードが見る見る下がってしまい恐い思いをした。
そこで68ccのボアアップキットを組み込んだ。
駆動系はカメレオンファクトリー製のモノが付いていたが
デイトナ製に変更した(知らずに買ってしまったとも(^^;)
WRをいろいろセッティングすることにより満足の行くセッティングができた。
80km/hまではすぐに出て90+αkm/hまでジリジリと伸びる。

次はシールド。
厳寒ツーリングだけに風をなんとかカットしたい。
メインのシールドは去年自作したCRM250ARに付けていたモノを使用する。
#AR本体は去年のK.O.F終了後1週間後に盗難にあい、シールドだけ手元に残っていた。

取り付けはエーモンのステーを利用し、ウィンカー取付けボルトと
ミラーの取付けボルトを利用して固定した。
更に腹部が冷えるのを防ぐためハンドル下は透明の塩ビ板を四角に切り
タイラップで固定した。
レッグシールドは最後まで悩んだが今回はつけなかった。
#製作時間が短かったせいもある。

次はハンドル周りの風防。
グリップヒーターとハンドルカバーをセット。
しかし、ハンドルカバーを付けるとグリップヒーターのコードが引っ掛かり
スムースなアクセルワークができなくなる。
アクセル閉は自分でやることに。。。

最後はスノータイヤ。
去年の経験を活かして自作のスタッドレスを試作。
タイヤはIRCのGP110(オフロードタイプ)を使用。
DioバハのOEMのタイヤである。コンパウンドは軟らかめ。
スクーター用の小径タイヤは初めてだが、ピラニアソーという鋸でサイプを
刻んでいった。
複雑なパターンではなく横に引いただけのラダーパターンとした。
スタッドレス化するのは2時間程で完了した。

昼間に会社に出社し残りの仕事を片付けた後、お菓子屋に寄った。
ツーリングの折り返し地点である高木フルーツ店でぜんざいを
ごちそうになるであろうから、お土産を持っていくことにしている。
また、おばあちゃんに会えるかなぁ。。

体調があんまり良くなかったので完走を断念し途中で温泉にでも
漬かってこようかと考えoffride-MLでお勧めの温泉を聞いてみた。
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塩尻CP通過が必須だろうから、帰路に使うとかでないと関係ないでしょうが、
R18沿いで長野県戸倉・上山田温泉のところの万葉温泉
                                        <鈴木 泰斗>

・「塩沢温泉」
    R20の小淵沢と富士見町の間。町営?の温泉。
    早朝・深夜以外の温泉
    雨乞尾白川林道(たぶん今は完全舗装)の入り口にあります。
    きれいな施設で、ヌルっとしたお湯と、寝湯とかもあってくつろげます。
                                        <鈴木 泰斗>
・諏訪方面だと早朝6時くらいからやってる銭湯(諏訪だから銭湯も温泉).
・R20ぞいだ蔦木の道の駅                     <うっちい@むさしのくに>
・富士見パノラマスキー場そばの温泉.
    R20を諏訪方面に向かって富士見パノラマスキー場の方に左折
    して案内にしたがって進んだ所
                                            <古川@小田原>
                                            <うっちい@むさしのくに>
・金鶏の湯
    R20を諏訪方面に向かって富士見パノラマスキー場辺りで道の
    右側でちょっと入った所。良く有る新しい系の温泉施設
                                            <古川@小田原>
・諏訪だと児湯とか,あと諏訪湖のそばに巨大な温泉があったと思います.
    こんなページがあったけど,参考になるかな.
    http://www.dynax.co.jp/sinsen/spa/if_higaeri.html
                                            <うっちい@むさしのくに>
・下諏訪の「菅の湯」
    冬でも朝6時から夜10時半までやってます。 ¥200
    ちなみに造りはまんま銭湯です。 (^-^)
    銭湯ですんで石鹸もシャンプーも有りません。為念
    なんだったら横の7-11でタオルも込みで買ってしまうと言う手もあります。
    洗面器も利用者は持参される方が多数ですが、備え付けも
    4〜5ヶ程度は置いてあったと思います。
    牛乳とコーヒー牛乳は入口横に自販機が有ります。
                                            <古川@小田原>
・上記の菅野湯以外にも下諏訪の温泉には銭湯風で早朝から
 深夜までやってる所が多数ありますので、GS等で聞かれて
 みては如何でしょうか?
                                            <古川@小田原>
・「たんが」
    児湯の近くの公衆浴場。ぼろっちいお風呂ですが、この辺では一番熱い温泉。
    諏訪大社秋宮の正面から温泉街の中へ(西方向)100mほど入った温泉街の中。
    200円。タオル、石鹸などをご用意。車6台分のP有り。
                                            <上久保>
・老人福祉センター
    (41C、ぬるい)17〜22時まで、
                                            <上久保>
・児湯は昔「綿の湯」と言いぬるいのが好きな人にお勧めです。
    だいたい朝6時から22時まで。
                                            <上久保>
・幸福温泉
    R20須玉あたり、穴山橋の直ぐ南。特に特徴無し。
                                            <別所>
 

<<ツーリング編>>
午後9時半。新宿に向けて自宅を出発する。
途中で晩飯代わりのカレーを食べる。
新宿のスタート地点に辿り着いたのは午後11時を回った頃だった。

去年見かけた参加者と1年ぶりの再会を喜ぶ。
彼等は今年も同じマシンで走るとのこと。
おいらは原チャリでチャレンジ!

早速参加費を払い出発に向けて準備をする。
offrideのコニさん、初参加の岡本さん、見送りの鈴木卓也氏、泰斗氏と
会話を交わす。
コニさんはAG200乗りだが、今年は新しいAGに買い替えたようだ。
買い替えてもAGとは根っからのAG乗りである。
岡本さんは牛柄ヘルメット&リヤBOX付きのKLXで参加。
秋にプレランを行ったそうだが眠気のために松本付近で折り返したそうだ。
取りあえず折り返し地点まで向かうとのこと。
彼はノーマルタイヤなのでその方が無難だと思う。
ハンドルカバーは凝っていて操作性が良さそうである。
タイカブを改造したもの(通称:ウィスパーフィリピンダンサー)やXLR80もいた。
それでもモトコンポは異色を放っていたらしく色々と
話し掛けられる(^^;

午前0時。見送られてスタートする。
グリップヒーターも暖かく防寒用グローブが要らない。
去年装備したカイロはまだ購入していない。
去年と同様、甲府あたりのコンビニで休憩と一緒に
購入することにした。

国道20号線をひたすら西に向かう。
午前0時を過ぎても都内の車の量は多い。
スタートしてまだ間もないので集団走行に近い状態で走っていたが
距離が伸びると徐々に集団もばらけてきた。

0:43 府中西。最初の給油である。
スタート前に満タンにしておこうと思ったが話し込んで忘れてしまった。
ここで給油しておけば塩尻のチェックポイント手前の岡谷まで無給油で行ける。
去年はCRM250ARだったが諏訪のあたりから燃料が気になり出して
ヒヤヒヤしながら走った記憶がある。
4.3L入った。タンク3/5あたりってところだろうか?
給油後再び国道20号線を西に向かう。

3:03 甲府の竜王町。
コンビニへ休憩とともにカイロと熱線ゴーグル用の電池を購入した。
使い捨てカメラも購入。
あまり撮影しないが旅の思い出をおさめるにはこいつが手ごろである。
ウィンタージャケットの肩パットと肘パットを入れるところに
使い捨てかいろを入れた。
胸元には貼るタイプのカイロを貼ってある。
靴の中には中敷用のカイロを入れた。
結構足元が冷える。次回は足下の冷え対策を講じよう。

30分後再スタートを切った。
去年は暴走族の大名行列に行く手を阻まれ30分近く信号待ちをしたが
今年は対向車線を走っていたので特にロスタイムはなかった。

4:37 岡谷IC前
2回目の給油。一応、去年と同じところで給油しておく(笑)4.4L

5:10 塩尻
3回目の給油。少ししか走っていないので1Lしか入らない。
しかし、この先日本海まで給油ポイントがないので
入れられる時に入れておく。

暫く走り塩尻峠のチェックポイントをパス。
豚汁にありつく。
冷えた体に有り難い。。。
豚汁を啜り切ると気力が萎えない内に再スタートした。
 

気をつけなきゃいけないのは塩尻峠下りた十字路。
そこを右折しR20からR19号へ乗り換え松本方面へ。
まっすぐ行くと開田高原へ。。。
右へ曲がりしばらく行くと右手にGSが見える。
必ずここで給油することにしている。
以降24Hのガソリン補給場所はなかったから。
 

暫く北上した後松本でR147号へ乗り換える。
北アルプスパノラマロードも日の出前では素晴しい景色を
拝むこともできない。。

5:56 大町
R147を北上中に開いているスタンドを発見した。
去年は開いてなかったなぁ。。。1年で結構変わったなぁ。。。
これならガソリンの心配もしなくて済むか〜?!
なんて思いながら走った。
日本海側に出るまで燃料はもつ計算だが念のために
給油することに。2.4L
 

昨年は大町市でR147からR148に乗り換えるところで
ゴーグルが曇りだし熱線ゴーグルを使用したが今年は
暖かくまだ出番がない。

青木湖の脇のトンネルを抜け白馬を通過するが
今年は全然雪がない。
路面もアイスバーンにはなっていない。
去年は雪道だったので拍子抜けした。
ドライブインでカレーうどんを食べて休憩した。

日の出まで後少し。
いいペースである。
日本海まで後少し。

R148からR8へ。
日本海が目の前に広がる。

今年も雪がなかった。
生暖かい風がおいらを迎えてくれた。
R8を富山に向けてひたすら走る。

8:38 魚津市
五回目の給油。4.9L。去年もこのスタンドで給油した。
しばらく走ると渋滞が始まる。
渋滞の先は交通事故であった。

2台の車がオフセット衝突したようで大破した
シビックが電信柱にお尻から刺さっている。
運転手は無事なようだがドアが潰れて閉じ込められている。
救急車のサイレンが近付いてきたのでその場を去った。

9:05 富山市内 高木フルーツ店

折り返し地点である。
お店の近くの鱒寿司屋は今年も閉っている。
チェックシートに到着時刻を記入する。
コニさんは1時間程前に通過していた。

おばあちゃんにお汁粉をごちそうになった。
持ってきたお土産を渡した。

あとは鱒寿司を購入して帰るだけである。
R41に再び出て南下する。

10:26 富山市内
途中で鱒寿司の看板を見て鱒寿司を購入。
これでお土産ができた。
しかし、サイドバックには鱒寿司は2つしか入らない。
残りの1つを箱から出してテールに付けたヒップバックの
一番下に収めた。

10:36 富山市内
復路初の給油である。3.3L
再びR41を南下する

11:53 高山バイパス
ここも去年使用したガソリンスタンドである。4.4L
このあと美女峠を迂回して県道からR361へとアプローチする。
なぜかというとこの美女峠は積雪が凄くて
去年はCRM250ARで唯一こけてしまった箇所だからだ。
山道で上り坂の日陰のコーナーはアイスバーンになっていて
一度転倒すると再発進が非常に難しく1時間程立ち往生してしまい、
スタミナを消耗してしまったからだ。
あとで常連さん達に聞くとこの美女峠は迂回するのが正解だったらしい。

県道を右折してR361へ。。。
しばらくすると雪道に。。。
雪道になってタイアのエアを落としていなかったので最初の転倒。。。
転倒記念に写真をパチリ!

僕のレポートはここまでです(^^;

なぜなら次に気が付いたら病院のベッドの上でした(^^;
どうやら開田村まであと20kmほどの地点で転倒したらしく
転倒の際に頭を強打しており、記憶が全然残らない状態でして、
本部にも同じ電話を数回入れた模様です(^^;

このイベントは公道アングラ系イベントなんで、そういった類の
話しは山ほどあるそうです。

追伸;
自作のシートもなかなか良くてお尻も痛くならずにすみました。

なお、高山までお見舞いとバイクの回収にきてくださいました
まぐろさんとトロさんに厚くお礼を申し上げます。

                         (終わり)
 
 
 
 
 



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