市原市長と懇談会
福祉向上に関する提案書 提出


場所 市原市役所 市長室
2003年8月11日

 3期12年つとめられた 小出 前市長が退任され 今年6月より 我がエブリワンの会員でもある 佐久間 新市原市長となりました。
 毎年恒例となっている市長との懇談会 今年も行いました。エブリワンから倉田理事長をはじめ4名が参加、千葉日報社 記者の萩原さんには取材に来て頂き 和やかな懇談会となりました。

 倉田理事長、佐久間市長にご挨拶。
 市原市役所 幹部職員の方も同席していただき、丁寧なご挨拶を頂きました。

 まずは ゴアイサツとして倉田理事長は市長に自慢の名刺を!!
 佐久間市長は似顔絵入りの名刺って良いねぇと 笑顔♪

 提案書の提出風景
(写真提供 地域情報紙 シティライフ ライター 国安さん) いつもどうもっす(^_^)

 提案書に目を通す 佐久間市長
 中身は以下の通りです (読み飛ばさないでねっ^_^;結構マジメマジメマジメ


福祉向上に関する 提案書の提出について
『 心のハーモニー は お互いの対話から 』

拝啓
 土用明けの暑さ一段と厳しい今日この頃、ますます御健勝のことと お喜び申し上げます。常日頃、福祉発展へ向け御協力頂き心より深く感謝申し上げます。
 さて私達、特定非営利活動法人 ウィズ エブリワン(以下 エブリワン という)では活動の一環と致しまして、障碍(障害)者(以下 障碍者 という)等の自立へ向け、日々の生活において、どのような問題点があるのか 多くの方々に聴取等しながら、解決策を模索しております。
 今後 福祉向上を図って行く中で、福祉施策や計画等(検討・試案・事業等 全般)において障碍者(全面介添えの要する者も含む)の参画(協働)が最も重要であると同時に、より多くの方々と親密に対話をすることが大切であると、私達は深く思うのです。
 障碍者等の自立 実現のために、標記の提案書を提出致しますので御検討の上、上記連絡先へ書面 並びに E-MAIL にて御回答頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

敬具

福祉向上に関する 提案書

1 雇用等

 ※ 障碍者の雇用と言う側面から、下記の各種事業に携わる当事者への報酬が発生するわけですが、これら報酬については個人の所得とすることを提案します。

  1. 障碍者理解の推進を図るため、各種機関(※1)での福祉・医療・教育関係の研修会や授業へ、実際に障碍者(※2)を講師として組み入れ、これを継続(協働)させることを提案します。
     ※1 各種機関とは、市が主催する福祉・医療・教育関係機関の行政職員、福祉推進 中学・高校教職員、特殊教育学校教職員、福祉施設職員、また市内の中学・高校・専門学校・大学等の生徒・学生の授業や研修会等を言います。市が主催のハンディキャップ体験(市民向けと職員研修も含む)・介護講習会等。
     ※2 実際に障碍者 とはエブリワン理事・会員 を含めた市内在住の重度障碍者と致します。

  2. 市障碍者基本計画の具体的な進展状況に合わせた、問題点・見直し等を図るため、市保健福祉懇話会から切り離した推進組織を設置し、定例で より きめ細かく障碍者福祉施策の検討等を行って いくことを提案します。より実状に合わせた結果を出せるようになると確信しています。なお、推進組織には、※2に相当する者を協働することに意味があります。

    1. 自力外出の困難な全面介添えを要する者に対し、委員会会議時において、送迎介添え及び会議中の介添えについて、市が確保を

  3. 市内の福祉・医療系専門学校・大学における学生の実習先は、主に福祉施設ですが、在宅障碍者宅へのホームスティなどの実習も行える環境を整備して行くよう提案します。

    1. 実習先や実習者は、市が窓口となって斡旋し、自由に選択できることと、実習先に おける受け入れ態勢の支援は学校・大学が行い、学校から実習先となる在宅障碍者宅(障碍者本人)に、相応した報酬を支払う。なお、※2に相当する者を協働することに意味があります。

2 居宅介護

  1. 支援費の身体障碍者居宅介護支給量(毎月の時間)を事前に定めず、毎月末に利用者が その月の支給量等(利用内容等)を報告し、それに もとづき市から事業者に料金を支払うよう して頂きたいと提案します。
     

3 送迎

  1.  現状では送迎サービスに制限が多すぎるため、もっと柔軟に利用できるように拡充すべきではないかと提案します。

    1. 例えば市原市社会福祉協議会 送迎サービス事業に限らず、他の法人にも送迎サービス事業の設置を市から伝えることや、通院、会合などの限定した利用や月に3回程度といった制限も見直しする検討を行って頂きたいと思います。

  2.  自動車燃料費助成事業の設置を千葉市を参考に検討して頂きたいと提案します。

    1. 障碍者が社会参加する場合、どうしても交通手段としての自動車は重要です。しかし、介添えの自費負担としているのが現実です。そこで、指定車のみならず障碍者が送迎協力者の車へ乗車する場合において、制度を利用出来るよう改訂の必要性を感じています。

4 その他

  1. 福祉に限らず、あらゆる方面で社会体験活動の一つとして、エブリワンを積極的に紹介し、高校・専門学校・大学の多くの生徒・学生、各法人、市民に広く参加協力して頂くよう提案します。特に、机上の教育から お互いに継続的な体験や経験をし合う『心と心の絆の場』(心豊な社会へ向けて)として深め 広めたいと思います。エブリワンは一定の評価を頂いています。もちろん、エブリワンも広報活動に努めています。


続いて懇談会
 今後の市政について とても素晴らしい意見交換が出来ました

佐久間市長より
 「私は市長になったばかり。市民の視点から行動し 心から支え合う市原市を創造りたい
 この提案書は来年度より出来る事から反映させて行きたい」と力強い言葉をいただきました。 スバラシイ (^・^)チュッ

ホントあっという間の30分。懇談会は終了
 私達をエレベータ前まで 見送りまでして頂きました。光栄です。

ウルトラ 感謝