97年度 自立セクション 11月の定例会のふりかえり
市原市内公共交通機関等のハンディキャップ体験と、障碍者の外出時における福祉制度の現状について調べました。調査・点検し、みんなで問題課題及び解決策についてまとめ、1997.12に、『市原市内公共交通機関等の改善に関する要望書』として小出市長に提出しました。
その時に小倉君が、班活動、及びみんなへの問題提起として『明日の資料』と書いた自分自身の話がありました。以下はその全文です。
今日は、もうひとつ話をさせていただきたいなと思います。
特に私(電動車椅子)が外出するときに日ごろ困っていることや不便に思うことを話したいと思います。
私は普段外出するときは、近いところではそのまま電動で行きます(歩ける距離)。ですが、ほとんどは両親の運転する車で移動します。車はリフト付の車です。乗用車でも乗れないことはないんですが、介助者についていてもらわないと不安です。これも不便なことの一つかもしれません。
私は電車での移動ということをほとんど考えません。それは、駅には段差も階段もあり、電動車椅子で行くのは無理だとあきらめてしまうのです。たまには駅員にお願いして乗ってみようかなと思いますが、駅に行くまでがバスに乗って行かなくてはいけないので無理なのです。駅まで車で行ってしまえば結局は誰かに頼っていることになってしまうような気がします。
やはり電車とバスは一番不便です。
この間私の家には車がありませんでした。修理に出していて1ヵ月半ほどありませんでした。
この時は本当に不便でした。今までの移動の手段がなくなってしまったからです。
そこで私は、エブリワンでも調査したことだし、いい機会だから福祉カーを借りる借りないは別にして、どうやったら借りられるか聞いてみました。
そうしたらやはり不便なところがありました。
車を取りに行かなくてはいけない。土・日曜日にとりに行っても借りられない。あと、マニュアル車だということです。で、私はもうひとつ福祉タクシーのほうも聞いてみました(リフトつきのタクシーです)
しかし、リフト付タクシーというのは市内に1台しかないので予約しないと乗れないということでした。それでは急な用事のときに意味が無いと思いました。それにタクシーですので料金がとても高いです。タクシー券を使ったとしてもそう多くは乗れません。
といった感じで私が不便だなと思っていることだけでもこれだけあります。細かいところでは他にもたくさんあります。
皆さんはどう思われるでしょうか
もちろん私を例にして考えていただいても結構ですし、他の重度の方を例にして考えていただいてもいいと思います。班内で問題点を一つ決めて話し合って見ていただきたいなと思います。
問題点 電車・バス・福祉カー(社協)・リフト付タクシー・移送ボランティア