2000年5月9日
市原市長 小出善三郎 様
市原市議会議員 各位 様
アトラクティング グループ
市原 ウィズ エブリワン
会 長 倉 田 知 典
社会福祉向上に関する 要望書
『ノーマライゼーションはお互いのコミュニケーションから…!』
※ はじめに
拝啓
日中は汗ばむ程の暖かさになりました今日この頃、市長・各市議会議員 様におかれましては
ますます御健勝の事とお喜び申し上げます。また常日頃、社会福祉発展へ向け御協力頂き心より
深く感謝申し上げます。
さて私達、市原 ウィズ エブリワン(会員数 110 名 以下 エブリワンという)では
活動の一環と致しまして、健常者と共に障碍者の自立生活へ向け、障碍者自身が日々の
生活において、どのような問題点があるのかを会員以外の多くの市民も含め聴取等しながら、解
決策を模索しております。また昨年10月17日、五井駅周辺の歩道調査を行い、歩道における
具体的な改善点が明らかとなりました。
昨年6月30日 市長様との懇談会において同様の要望書を提出させて頂きました。その席上
で「今後【自立生活】要望について、市障碍者福祉施策の最重要事項として取り組む」と、市長
様から口頭で話されたと同時に、後日 文章にて御回答頂きまして深く感謝申し上げます。その
後の進展状況をこの度お伺い致したいと思います。
今後 社会福祉向上を図って行く中で、社会(障碍者)福祉施策(検討・試案等 全般)の中で障碍
者(全面介添の要する者も含む)の参画が最も重要であると同時に、より多くの健常者市民と親
密にコミュニケーションを図る事が大切であると、会員以外の多くの市民も含め私達は深く思う
のです。障碍者(高齢者等も含む)の自立と住み良い街作りの実現のために、下記の事項を再度
要望致しますので御検討の上 市長 様より 用紙 及び E-MAIL にて御回答頂きますよう何卒宜
しくお願い申し上げます。
なお、市長 様より本要望書を各市議会議員 様へお渡しして頂きますよう要請願います。
敬具
※ 本要望書の一部を 市原市社会福祉協議会会長 様にも提出致します。市原市社会福祉協議会
会長 様とも御協議願います
※ 下記 最重要要望・要望・提言 全項目について
◎ 賛同団体
○ 市原市ボランティア連絡協議会 会員数 約 1700 名
○ 市原市心身障害者福祉団体連絡協議会 会員数 約
680 名
○ 市原NPOサポートセンター 会員数 約
300 名
◎ 2001年度より始まる「市原市新実施計画」の中へ、最重要要望項目(■)を盛り込
んで頂き 早めに実現化して欲しい
◎ 現在実施中の「市原市障害者基本計画」の中へ盛り込んで頂き実現化して欲しい
※ 障碍者の自立生活について(■ 最重要要望、□ 要望)
■ 全面介添を要する者が入所施設でなく自宅で一生暮らせるように、重度障碍者自立生
活支援センターの設置(設立)をして欲しい
1 自立生活支援センター(身障者グループホームも含む)の設立準備・設立後の
運営に、エブリワン会員(重度障碍者等)並びに市内在住の在宅重度障碍者
(全面介添の必要な者・市内及び近隣市町村の身障者療護施設等の入所者等も
含む)数人を参画させて欲しい。それと共に参画された重度障碍者の身分にお
いて勤務雇用を確保して欲しい(全面介添の必要な者においては、勤務中の介
添について、家族・保護者以外の介添者・ボランティア等の設置を)
※ 自立生活センター運営について参考
1 札幌いちご会
2 (社)横浜市在援協
3 船橋市自立生活センター
4 上記1〜3に関して現地視察(センター設置に向け調査・研究等
のため)を企画等して欲しい
○ 視察者
市長、市議員、市担当部・課、各関係団体、学識経験者
自立を望む障碍者、市民、ボランティア 等
■ 全身性障害者介護人派遣事業を設置して欲しい
(家族にも場合によっては介護料の支給を)
1 静岡市・市川市 全身性障害者介護人派遣事業参考
□ 休日・夜間対応も含めた短期ホームヘルパー派遣の設置をして欲しい
(入浴サービスも含む。ショートステイ制度の自宅版)
■ 千葉県身体障害者相談員に対する身分において、市・県の非常勤等と同等 または そ
れに準ずる(報酬等)立場とし、市の障害福祉相談業務の一部を委託して欲しい(県に
も要望を)
1 全面介添の必要な者においては、出張等の移送及び出張先での介添について、
家族・保護者以外の介添者・ボランティア等の設置を)
□ 市障害者基本計画の具体的推進を図る上で 及び、それに関係のある全ての市福祉事
業(市・法人等が運営するもの)の中へ、エブリワン会員(重度障碍者等)並びに市
内在住の在宅重度障碍者(全面介添の必要な者・市内及び近隣市町村の身障者療護施
設等の入所者等も含む)数人を参画させて欲しい。それと共に参画された重度障碍者
の身分においては、在宅等勤務の雇用を確保して欲しい(全面介添の必要な者におい
ては、出張等の移送及び出張先での介添について、家族・保護者以外の介添者・ボラ
ンティア等の設置を)
1 雇用確保においての各自治体・民間団体等事例
江戸川区福祉電話相談員
栃木県社会福祉協議会 在宅勤務
2 上記1に関して現地視察(雇用に向け調査・研究等のため)を企画等して欲しい
○ 視察者
市長、市議員、市担当部・課、各関係団体、学識経験者、雇用を望む
障碍者、市民、ボランティア 等
■ 市障害者基本計画の具体的な進展状況把握・問題点・見直し等を図るため、市保健福
祉懇話会から切り離し、定例で きめ細かく障碍者福祉施策を中心に検討等を行う推
進組織を別に設置して欲しい。またそれに携わるメンバーの中にエブリワン会員等を
参画させて欲しい。メンバーの中で、自力移動の困難な全面介添を要する障碍者に対
し、推進組織活動において 家族・保護者以外の介添者・ボランティア等の確保をし
て欲しい(非常勤等の雇用確保を)
□ 市保健福祉懇話会 委員の中で、自力移動の困難な全面介添を要する障碍者に対し、
委員会会議等において 家族・保護者以外の介添者・ボランティア等の確保をして欲
しい(送迎を含む)
1 委員の中で聴覚障碍者がおり、市の手話通訳者が同席し通訳介添を行っている
事例
■ 市が主催のハンディキャップ体験(市民向けと職員研修も含む)・介護講習会等に、重
度等障碍者講師を招いて欲しい。(講師の身分においては非常勤等の雇用確保を)
■ 障碍者理解の推進を図るため、市及び市が関係している全ての民間団体、医療・福祉
関連団体等が主催する講演会等、また市内の小・中・高校・専門学校・大学等におけ
る医療・福祉関連授業の中で、重度障碍者自身の日常生活体験談等の話す場(講師等
として)を設けて頂くよう、市が各団体・学校等へ要望して欲しい。講師等活動にお
いては、エブリワン会員(重度障碍者等)並びに市内在住の在宅重度障碍者(全面介
添の必要な者・市内及び近隣市町村の身障者療護施設等の入所者等も含む)数人を招
いて欲しい。それと共に招かれた重度障碍者の身分においては、非常勤等の雇用(市
も含む)を確保して頂くよう市から要望して欲しい(全面介添の必要な者において
は、出張等の移送及び出張先での介添について、家族・保護者以外の介添者・ボラン
ティア等の設置を)
1 障碍者理解推進活動の中で障碍者当事者が参画した事例
城西国際大学(東金市) 非常勤講師
宮城大学 客員講師 小山内美智子 さん
■ ホームヘルパーに関して 土・日・祝日・24時間体制の実施もして欲しい。また
個々の障碍者の障碍の程度と生活環境の状況にて、固定化せず(時間・月日の回数及
び制限を無くし自由に)必要に応じて何時でも気軽に受けられるようにして欲しい
□ 施設に移送させての入浴サービスについて、利用者の希望によっては家族・保護者を
同伴させなくても職員等で対応出来るようにして欲しい
□ 日常生活用具給付の中に、パソコン(ソフト・プリンタ・FAXモデム・TA 付)を
入れて欲しい。またメーカーについては給付者本人の希望の物として欲しい
1 千葉市 参考
■ 市では「障害者」でなく「障碍者」と用語を改正して欲しい
1 別紙1参考 として添付致します
※ 歩道等について(■ 最重要要望、□ 要望)
■ JR 五井駅周辺の歩道について
◎ イトーヨーカドー市原店前(かねたや側)横断歩道信号機に 思いやり信号機 等の設
置をして欲しい
1 車椅子利用者が使用した場合、渡り切る前に赤になってしまうため危険が
伴う
◎ 点字ブロックの補修等をして欲しい
1 JR 五井駅西口前の歩道
2 点字ブロックの色を黄色に(としまや 付近)
◎ 違法駐輪を無くして欲しい
1 第一勧業銀行前 バス停付近
◎ 段差を無くし傾斜をなだらかにして欲しい
1 かねたや前の段差、梨の木公園入口の傾斜
◎ 横断歩道を付けて欲しい
1 JR五井駅西口の商店街
○ JR 五井駅周辺歩道等改善について、別紙2参考 として地図・写真を添付致します
□ 市内全歩道について
◎ 歩道の左右の傾斜及び凸凹を解消して欲しい
◎ 歩道の前後の傾斜を出来る限り12分の1にして欲しい
◎ 歩道の幅を2メートル以上にして欲しい。また歩道の半分(1メートル以上)の真
ん中に点字ブロックを設置して欲しい(黄色に統一。老朽化し利用しにくい箇所に
ついては改修を)
◎ 歩道と車道の段差を1センチ以内にして欲しい
◎ 排水溝の溝においては車椅子の前輪がはまらない隙間にして欲しい
◎ 歩道に車止めポール等がある場所は、1メートル以上の幅を確保して欲しい
◎ 視覚障碍者のために音の鳴る等の信号機を設置して欲しい
◎ 車椅子利用者のために信号機に 思いやり信号機 を設置して欲しい
◎ 歩道上に電柱等の障害物を撤去して欲しい
※ 身体障碍者療護施設について「入所者・ショートステイ利用者」(提言)
◎ 入所者の基本人権を尊重した施設環境にして欲しい
◎ 日中・夜間共に入所者1.5人に対し、1人の寮母等の介添職員を確保して欲しい。
また介添職員の男女の比率を均等にして欲しい
1 入所者がトイレ・衣服の着脱・入浴等時に、同性介添職員の対応を
◎ 施設内・外で入所者のためにデイサービス等事業を設置して欲しい(入所者の希望に
応じて)
1 平日は毎日実施を
◎ 施設内・外において健常者等の継続的仲間・友達作りを希望する入所者に対し、会
話・外出・介添等ボランティア等を確保して欲しい。またそれに関する専門職員を施
設に置いて欲しい
1 施設専門のボランティア等団体の設置
2 気軽に外出出来るよう外出専用の福祉カー等の設置
(運転ボランティア等の確保 1に含む)
3 各市町村等 社会福祉協議会等のボランティア担当職員と施設専門職員との
連携(多くのボランティア等確保に努める)
◎ 日中または夜間のみ通所対応が可能な部屋を施設内にいくつか確保して欲しい。また
新たに日中または夜間のみ対応が可能の通所施設を建設して欲しい
◎ 今後建設予定の施設に関して、駅の近くで交通の便が良い街中に建設して欲しい
◎ 市内施設及び契約施設・近隣市町村施設、また市内及び近隣市町村において、今後建
設運営予定の施設へ対し、上記全ての施設要望項目を市から要望して欲しい
◎ 上記全ての施設要望項目を厚生省等へ市から要望して欲しい
※ 障碍者の社会参加等について(提言)
◎ 市等が主催で、障碍者と健常者(ボランティア等)の交流会を月1回程度実施して欲
しい
1 企画運営は重度等障碍者の参画も含む
(参画した障碍者の身分は非常勤等確保を)
◎ 在宅重度等障碍者宅及び市内全障碍者福祉施設(自立生活センターが設置可した場合
も含む)等へ定期的に(月1回以上出来る限り多く)、ボランティアを含めた健常者
を受け入れて欲しい
1 福祉推進校及び医療・福祉系専門学校・大学等の学生の実習先にもして欲しい
(在宅重度等障碍者宅に実習する事は、在宅福祉が進む中特に重要)
2 在宅重度等障碍者宅にホームステイのようなものを実施
◎ 障碍者等ボランティア育成に関して介添優先の指導で無く、継続的仲間作りが出来る
ような、障碍者ボランティア等の育成を図って行くようにして欲しい
1 育成の中で講師等として重度等障碍者の参画を。障碍者の身分は非常勤等確保
を
◎ 在宅重度・重複障碍者の生活現状等を把握するため、月1回自宅等へ市職員等が訪問
して欲しい。また生活現状を踏まえ今後の障碍者福祉施策に反映して欲しい
◎ 市福祉会館・市原市社会福祉協議会・ボランティアセンターの福祉施設において、土
曜・休日も業務して欲しい
1 市原市姉崎地区保健福祉センター参考
◎ 市原市社会福祉協議会事務所内に ボランティア担当職員を設置して欲しい
◎ 市等は健常者等市民から、障碍者等ボランティア等の活動へ参加・協力希望の問合せ
がある場合、主にボランティアセンター等へボランティア登録を進めると思われま
す。エブリワン等のような市民グループに関しても、障碍者との関わり等を持ちたい
と希望する健常者等市民からの問合せがあった場合、市・ボランティアセンター・関
係団体等より 積極〈継続〉的に エブリワン等の市民グループについて情報提供や
紹介等を健常者等市民へして欲しい
また広報紙等で障碍者関連の特集等を掲載する際にも、エブリワン等の市民グループ
についての情報や問合せ先等を継続的に掲載して欲しい
◎ 基礎的な介添(手話通訳も含む)方法の知識がある店員を、各スーパー・レストラ
ン・娯楽施設等に置いて頂くよう市から要望して欲しい
1 障碍者に対する知識・介添等に関する講習会等の開催
(重度等障碍者が講師として参画を。障碍者の身分は非常勤等確保を)
◎ 各スーパー・レストラン・娯楽施設等について、千葉県福祉のまちづくり条例等を参
考にし、バリアフリー化を進めて頂くよう市から要望して欲しい
※ JR 及び 京成電鉄千原台駅 について「全駅共通」(提言)
◎ 基礎的な介添(手話通訳も含む)方法の知識がある駅職員を各駅(乗務員も含む)に
おいて欲しい
1 障碍者に対する知識・介添等に関する講習会等の開催
(重度等障碍者が講師として参画を。障碍者の身分は非常勤等確保を)
◎ 介添者が無く自力では電車の乗降りの困難な障碍者が、事前に最寄り駅等に連絡しな
くても電車を利用した場合、乗車駅舎入口〜下車駅舎出口までの介添を駅職員がして
欲しい
◎ 構外に障碍者用駐車スペースを乗用車一台分以上確保して欲しい(無料化)
◎ ホームと構外にエレベータを設置して欲しい
(障碍者のみならず誰もが利用出来る物に)
1 操作ボタンは 五井公民館エレベータ障碍者用ボタン参考
2 鏡は車椅子の足元まで見える物に設置
(千葉そごう コリドーパーキング側 エレベータ参考)
3 広さは市原市役所エレベータを参考。またはそれ以上の広さを
4 五井駅西口構外エレベータ入口のガラス戸 撤去。事情により撤去不可能な場
合は、ガラス戸ボタンについて 五井公民館エレベータ障碍者用ボタン参考
◎ ホームと構外にエレベータと共にエスカレータを設置して欲しい
◎ 駅舎入口とホームに駅員呼び出し装置を設置して欲しい
1 操作ボタンは 五井公民館障碍者用エレベータ参考
◎ 階段に誘導チャイムの装置を設置して欲しい
◎ ホームと構外に障碍者用トイレを設置して欲しい
(障碍者のみならず乳母車利用児等にも使用出来る物に)
1 おむつ交換の必要な障碍者・高齢者のために長椅子またはベッド等の設置
2 非常ボタンは通常の場所と足元に設置
3 1と2及びトイレの広さは東京ディズニーランド障碍者用トイレ参考
4 トイレを流す際は自動に。市原市福祉会館 障碍者用トイレ参考
5 トイレは自動ドアに。またドア(スイッチ)開閉の設備については、市原市社
会福祉協議会 障碍者用トイレ参考
6 トイレ内の洗面所の水道蛇口を自動に
7 自動の手を乾かす装置を設置
8 ウォシュレット(足でも操作可能な物)を設置
◎ 改札口付近及びホームに聴覚障碍者のために発車案内表示板装置を設置して欲しい
1 千葉駅デジタル表示板参考
◎ 自動券売機・みどりの窓口・カウンターについて車椅子利用者でも使用可能な高さ奥
行きに設置して欲しい
◎ 自動券売機に点字を設置して欲しい
◎ みどりの窓口付近及びホームに点字時刻(または音声で知らせる装置等)表を設置し
て欲しい
◎ 車椅子利用者等が使用可能な自動販売機を設置して欲しい
◎ ホームと構外の点字ブロックは弱視者にも識別し易い黄色で統一して欲しい
◎ ホームと構外に車椅子利用者等にも配慮した公衆電話ボックスを設置して欲しい
1 手の不自由な者にも利用出来るよう、スピーカーホン(テブラ機能)対応な物
に(電話ボックス外にスピーカーホンの音がもれぬよう対策を)
2 聴覚障碍者利用者のためにファクス対応の物を
◎ 老朽化し利用しにくい箇所については改修して欲しい(手すり、階段等)
◎ ホームと構外の手すりについては2段にして欲しい
1 千葉県立袖ヶ浦養護学校 校内廊下手すり参考
2 点字の設置
◎ ホームと電車の間の段差、隙間の解消をして欲しい
◎ 主に視覚・車椅子障碍者のために、ホームからの転落防止のため、ホームに壁・ドア
を設置して欲しい
1 帝都高速度交通営団 南北線参考
◎ ホームの傾斜を解消して欲しい
◎ 電車内の各車両に車椅子利用者が乗車出来るスペースを確保して欲しい
1 介添者が無く自力で電車の乗降りが困難な障碍者が、乗車中次駅で下車を希望
し、その際駅職員へ介添を依頼したい場合、乗務員または次駅の駅員へ知らせ
る呼び出しボタン(五井公民館エレベータ障碍者用ボタン参考)等を設置して
欲しい
2 隣に介添者が座る事の出来る折り畳み式椅子の設置を
◎ 電車内の各車両出入口に聴覚障碍者のために次停車先等の案内表示板装置を設置して
欲しい
1 京成電鉄(新型車両)参考
◎ 電車の各車両に点字ブロック(黄色に統一)を設置して欲しい
◎ 電車内の各車両出入口に誘導チャイム(またはそれに変わる物)の装置を設置して欲
しい
◎ 電車内の通路及び車両と車両間の連結部分の通路幅(段差凸凹解消も含む)を、車椅
子利用者でも使用出来るようにして欲しい
1 90センチ以上
◎ 電車内に障碍者トイレを設置して欲しい
1 おむつ交換の必要な障碍者・高齢者のために長椅子またはベッド等の設置
2 非常ボタンは通常の場所と足元に設置
3 トイレを流す際は自動に。市原市福祉会館 障碍者用トイレ参考
4 トイレは自動ドアに。またドア(スイッチ)開閉の設備については、市原市社
会福祉協議会 障碍者用トイレ参考
5 トイレ内の洗面所の水道蛇口を自動に
6 自動の手を乾かす装置を設置
7 ウォシュレット(足でも操作可能な物)を設置
◎ 上記JR及び千原台駅の要望については、『東京臨海高速鉄道臨海副都心線』等を参考
にして頂きたい
※ 小湊鉄道について「全駅共通」(提言)
◎ 基礎的な介添(手話通訳も含む)方法の知識がある駅職員を各(有人)駅(乗務員も
含む)において欲しい
1 障碍者に対する知識・介添等に関する講習会等の開催
(重度等障碍者が講師として参画を。障碍者の身分は非常勤等確保を)
◎ 介添者が無く自力では電車の乗降りの困難な障碍者が、事前に最寄り駅等に連絡しな
くても電車を利用した場合、乗車入口(ホーム)〜下車出口(ホーム)までの介添を
乗務員等がして欲しい
1 有人駅の場合は、乗車駅舎入口〜下車駅舎出口までの間
◎ 構外に障碍者用駐車スペースを乗用車一台分以上確保して欲しい(無料化)
◎ 橋上駅(ホームと構外)に車椅子利用者が使用可能な昇降機等を設置して欲しい
◎ ホームと構外に点字ブロックを設置して欲しい(弱視者にも識別し易い黄色で統一)
◎ 有人駅舎入口とホームに駅員呼び出し装置を設置して欲しい
1 操作ボタンは 五井公民館障碍者用エレベータ参考
2 無人駅には緊急時の場合に利用
◎ 車椅子でも出入り可能な改札口にして欲しい
1 1メートル以上の幅に
◎ トイレはホームと構外に車椅子利用者でも使用可能な広さ、洋式トイレを設置して欲
しい
1 非常ボタンは通常の場所(車椅子利用者が使える高さ)に設置
2 トイレ ドアのノブと開閉については、出来る限り軽めの物に工夫して欲しい
(市原市YOUホール 1階 障碍者用トイレのドア参考)
◎ 券売機・窓口・カウンターについて車椅子利用者でも使用可能な高さ奥行きに設置し
て欲しい
◎ 券売機に点字を設置して欲しい
◎ 窓口付近及びホームに点字時刻表を設置して欲しい
◎ 車椅子利用者等が使用可能な自動販売機を設置して欲しい
◎ ホームと構外に車椅子利用者等にも配慮した公衆電話を設置して欲しい
◎ 老朽化し利用しにくい箇所については改修して欲しい(手すり、階段等)
◎ ホームと構外の手すりについては2段にして欲しい
1 千葉県立袖ヶ浦養護学校 校内廊下参考
2 点字の設置
◎ 電車内の段差、ホームと電車の間の段差、隙間の解消をして欲しい
◎ 電車内の通路及び車両と車両間の連結部分の通路幅(段差凸凹解消も含む)を、車椅
子利用者でも使用出来るようにして欲しい
1 90センチ以上
◎ 電車内に障碍者トイレを設置して欲しい
1 おむつ交換の必要な障碍者・高齢者のために長椅子またはベッド等の設置
2 非常ボタンは通常の場所と足元に設置
3 トイレを流す際は出来れば自動に。市原市福祉会館 障碍者用トイレ参考
4 トイレ ドアのノブと開閉については、出来る限り軽めの物に工夫して欲しい
(市原市YOUホール 1階 障碍者用トイレのドア参考)
5 トイレ内の洗面所の水道蛇口を出来れば自動に
6 ウォシュレット(足でも操作可能な物)を出来れば設置
◎ 構外道路・通路の段差凸凹解消とホームの傾斜及び段差凸凹を解消して欲しい
◎ 上記 小湊鉄道の要望については、JR及び千原台駅要望項目も参考にして頂きたい
※ 路線バスについて「各社全路線共通」(提言)
◎ 基礎的な介添(手話通訳も含む)方法の知識がある乗務員をおいて欲しい
1 障碍者に対する知識・介添等に関する講習会等の開催
(重度等障碍者が講師として参画を。障碍者の身分は非常勤等確保を)
2 介添者が無く自力でバスの乗降りが困難な障碍者については、乗務員が介添を
して欲しい
◎ バスに車椅子利用者でも使用可能にリフト・ノンステップ等を設置して欲しい
◎ バス内に車椅子利用者でも乗車出来るよう、スペース及び安全性の確保をして欲しい
◎ バス内に視覚障碍者のために、運賃を知らせる点字案内板(または音声で知らせる装
置)等を設置して欲しい
◎ バス内に聴覚障碍者のために次停車先等の案内表示板装置を設置して欲しい
◎ バス内の階段に誘導チャイムの装置を設置して欲しい
◎ バス停の時刻表に点字を設置して欲しい
◎ バス停及びその周辺の歩道等は車椅子利用者が移動し易いスペースを確保して欲し
い。また凸凹・傾斜・段差を解消して欲しい
◎ バス停にベンチを設置して欲しい
◎ 乗務員の判断でなく重度障碍者の介添者においても、運賃割引を義務づけて欲しい
※ タクシーについて「各社共通」(提言)
◎ 基礎的な介添(手話通訳も含む)方法の知識がある乗務員をおいて欲しい
1 障碍者に対する知識・介添等に関する講習会等の開催
(重度等障碍者が講師として参画を。障碍者の身分は非常勤等確保を)
2 介添者が無く自力でタクシーの乗降りが困難な障碍者については、乗務員が介
添対応を
◎ タクシーのトランクに車椅子一台分積めるようスペースを確保して欲しい。または安
全に積めるような工夫をして欲しい
◎ タクシー券を廃止し、身障者・療育手帳等を乗務員へ提示する事により、半額制度及
び1割引き制度を同時に受けられるようにして欲しい
◎ 福祉タクシー(車椅子リフト付 ワゴン)の台数を増やして欲しい。また休日運行を
実施して欲しい
1 利用する当日に連絡しても対応出来るように
※ 移送等について(提言)
◎ 女性介添者においても気軽に使用出来る福祉カーを設置して欲しい
1 通常のワゴンの大きさに(市原市福祉会館 車椅子リフト付公用車参考)
2 オートマチック、エアコン、雪道にも走行可能にチェーンを装備した車両に
◎ 福祉カーを休日においても貸出出来るようにして欲しい
1 市原市社会福祉協議会事務所が休日に都合により開ける事が出来ない場合、休
日においては車両を市原市菊間福祉センター・市原市姉崎地区保健福祉センタ
ー・ボランティアセンター等の場所へ移し、そこの事務所にて貸出業務を
◎ 車椅子リフト付き市公用車に関して、市職員が利用しない際は市民へ貸出して欲しい
◎ 市原市福祉会館等車椅子対応バスに関して
1 市障碍者加盟団体に限らず、エブリワン等障碍者が関わる団体にも貸出を
2 休日運行(貸出)が出来るように。また宿泊行事にも対応を
3 各団体年2回の貸出に限らず、運行予定が無い日は貸出して欲しい
4 市原市三和福祉作業所送迎バスについても上記1〜3の対応を
◎ 障碍者等の社会参加向上を図るために、専用の福祉バスを購入して欲しい(千葉市福
祉バス参考)
1 平日・休日運行(貸出)が出来るように。また宿泊行事にも対応を
◎ 送迎・外出ボランティア等団体を設置して欲しい
1 平日・休日・夜間も対応を
2 市原市社会福祉協議会 送迎ボランティアサービス事業においても、休日・夜
間も対応を
3 ガイドヘルパーを設置して欲しい
(1を対応に)
◎ 自動車燃料費助成事業を市においても設置して欲しい。また指定車のみならず、障碍
者当事者がボランティア等の車へ乗車する場合においても、制度利用を可能にして欲
しい
◎ 高速道路割引券・駐車禁止除外ステッカー制度を指定車のみならず、障碍者当事者が
ボランティア等の車へ乗車する場合においても、制度利用を可能にして欲しい
◎ 障碍者高速割引券を廃止し、障碍者手帳提示で割引制度が使えるようにして欲しい
※ その他(提言)
◎ 上記に関する全ての要望項目事項について、県・国の関係機関 その他関係ある全て
の民間等団体へ参考資料として提出し、今後の障碍者等福祉計画において反映して頂
くよう市から要望して欲しい
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2000年5月9日
社会福祉法人 市原市社会福祉協議会
会長 斉藤雅次 様
アトラクティング グループ
市原 ウィズ エブリワン
会 長 倉 田 知 典
社会福祉向上に関する 要望書
『ノーマライゼーションはお互いのコミュニケーションから…!』
※ はじめに
拝啓
日中は汗ばむ程の暖かさになりました今日この頃、市社協会長 様におかれましては
ますます御健勝の事とお喜び申し上げます。また常日頃、社会福祉発展へ向け御協力
頂き心より深く感謝申し上げます。
さて私達、市原 ウィズ エブリワン(会員数 110 名 以下 エブリワンという)
では活動の一環と致しまして、健常者と共に障碍(ショウガイ)者の自立生活へ向け、障碍者
自身が日々の生活において、どのような問題点があるのかを会員以外の多くの市民も含
め聴取等しながら、解決策を模索しております。
昨年6月30日付 市社協会長 様において同様の要望書を提出させて頂きました。後日
文章にて御回答頂きまして深く感謝申し上げます。その後の進展状況をこの度お伺い致し
たいと思います。
今後 社会福祉向上を図って行く中で、社会(障碍者)福祉施策(検討・試案等 全般)の中
で障碍者(全面介添の要する者も含む)の参画が最も重要であると同時に、より多くの健
常者市民と親密にコミュニケーションを図る事が大切であると、会員以外の多くの市民も
含め私達は深く思うのです。障碍者(高齢者等も含む)の自立と住み良い街作りの実現の
ために、下記の事項を再度要望致しますので、御検討の上 用紙 及び E-MAIL にて御回
答頂きますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
敬具
※ 本要望書は 市原市長 様にも提出しました。市原市長 様とも御協議願います
※ 下記 最重要要望・要望・提言 全項目について
◎ 賛同団体
○ 市原市ボランティア連絡協議会 会員数 約 1700 名
○ 市原市心身障害者福祉団体連絡協議会 会員数 約
680 名
○ 市原NPOサポートセンター 会員数 約
300 名
※ 障碍者の自立生活について(最重要要望)
◎ 障碍者関連の全ての事業企画・運営の中へ、エブリワン会員(重度障碍者等)並びに
市内在住の在宅重度障碍者(全面介添の必要な者も含む)数人を参画させて欲しい。
それと共に参画された重度障碍者の身分においては、在宅等勤務の雇用を確保して欲
しい(全面介添の必要な者においては、出張等の移送及び出張先での介添について、
家族・保護者以外の介添者・ボランティア等の設置を)
1 雇用確保においての各自治体・民間団体等事例
栃木県社会福祉協議会 在宅勤務
江戸川区福祉電話相談員
2 上記1に関して現地視察(雇用に向け調査・研究等のため)を企画等して欲しい
○ 視察者
市社協会長、市、各関係団体、学識経験者、雇用を望む障碍者、市
民、ボランティア 等
◎ 障碍者理解の推進を図るため、市社協及び市社協が関係している全ての民間団体、医
療・福祉関連団体等が主催する講演会等、また市内の小・中・高校・専門学校・大学
等における医療・福祉関連授業の中で、重度障碍者自身の日常生活体験談等の話す場
(講師等として)を設けて頂くよう、市社協が各団体・学校等へ要望して欲しい。講
師等活動においては、エブリワン会員(重度障碍者等)並びに市内在住の在宅重度障
碍者(全面介添の必要な者も含む)数人を招いて欲しい。それと共に招かれた重度障
碍者の身分においては、非常勤等の雇用を確保(市社協も含む)して頂くよう市社協か
ら要望して欲しい(全面介添の必要な者においては、出張等の移送及び出張先での介
添について、家族・保護者以外の介添者・ボランティア等の設置を)
1 障碍者理解推進活動の中で障碍者当事者が参画した事例
城西国際大学(東金市) 非常勤講師
宮城大学 客員講師 小山内美智子 さん
◎ ハンディキャップ体験・介護講習会等に、重度等障碍者講師を招いて欲しい。
(講師の身分においては非常勤等の雇用確保を)
◎ 全面介添を要する者が入所施設でなく自宅で一生暮らせるように、重度障碍者自立生
活支援センターの設置(設立)をして欲しい
1 自立生活支援センター(身障者グループホームも含む)の設立準備・設立後の
運営に、エブリワン会員(重度障碍者等)並びに市内在住の在宅重度障碍者
(全面介添の必要な者も含む)数人を参画させて欲しい。それと共に参画され
た重度障碍者の身分において勤務雇用を確保して欲しい(全面介添の必要な者
においては、勤務中の介添について、家族・保護者以外の介添者・ボランティ
ア等の設置を)
※ 自立生活センター運営について参考
1 札幌いちご会
2 (社)横浜市在援協
3 船橋市自立生活センター
4 上記1〜3に関して現地視察(センター設置に向け調査・研究等
のため)を企画等して欲しい
○ 視察者
市社協会長、市、各関係団体、学識経験者、自立を望む
障碍者、市民、ボランティア 等
◎ 休日・夜間対応も含めた短期ホームヘルパー派遣の設置をして欲しい
(入浴サービスも含む。ショートステイ制度の自宅版)
◎ ホームヘルパーに関して 土・日・祝日・24時間体制の実施もして欲しい。また
個々の障碍者の障碍の程度と生活環境の状況にて、固定化せず(時間・月日の回数及
び制限を無くし自由に)必要に応じて何時でも気軽に受けられるようにして欲しい
◎ 市社協では「障害者」でなく「障碍者」と用語を改正して欲しい
1 別紙1参考
※ 身体障碍者療護施設について「入所者・ショートステイ利用者」(提言)
◎ 施設内・外において健常者等の継続的仲間・友達作りを希望する入所者に対し、会
話・外出・介添等ボランティア等を確保して欲しい。
1 施設専門のボランティア等団体の設置
2 市社協ボランティア担当職員と施設専門職員との連携
(多くのボランティア等確保に努める)
※ 障碍者の社会参加等について(提言)
◎ 市社協が主催で、障碍者と健常者(ボランティア等)の交流会を月1回程度実施して
欲しい
1 企画運営は重度等障碍者の参画も含む
(参画した障碍者の身分は非常勤等確保を)
◎ 在宅重度等障碍者宅及び市内全障碍者福祉施設(自立生活センターが設置可した場合
も含む)等へ定期的に(月1回以上出来る限り多く)、ボランティアを含めた健常者
を受け入れて欲しい
1 福祉推進校及び医療・福祉系専門学校・大学等の学生の実習先にもして欲しい
(在宅重度等障碍者宅に実習する事は、在宅福祉が進む中特に重要)
2 在宅重度等障碍者宅にホームステイのようなものを実施
◎ 障碍者等ボランティア育成に関して介添優先の指導で無く、継続的仲間作りが出来る
ような、障碍者ボランティア等の育成を図って行くようにして欲しい
1 育成の中で講師等として重度等障碍者の参画を。障碍者の身分は非常勤等確保
を
◎ 市社協・ボランティアセンターの福祉施設において、土曜・休日も業務して欲しい
1 市原市姉崎地区保健福祉センター参考
◎ 市社協事務所内に ボランティア担当職員を設置して欲しい
◎ 市社協は健常者等市民から、障碍者等ボランティア等の活動へ参加・協力希望の問合
せがある場合、主にボランティアセンター等へボランティア登録を進めると思われま
す。エブリワン等のような市民グループに関しても、障碍者との関わり等を持ちたい
と希望する健常者等市民からの問合せがあった場合、ボランティアセンターより 積
極〈継続〉的に エブリワン等の市民グループについて情報提供や紹介等を健常者等
市民へして欲しい
また広報紙等で障碍者関連の特集等を掲載する際にも、エブリワン等の市民グループ
についての情報や問合せ先等を継続的に掲載して欲しい
※ 移送等について(提言)
◎ 女性介添者においても気軽に使用出来る福祉カーを設置して欲しい
1 通常のワゴンの大きさに(市原市福祉会館 車椅子リフト付公用車参考)
2 オートマチック、エアコン、雪道にも走行可能にチェーンを装備した車両に
◎ 福祉カーを休日においても貸出出来るようにして欲しい
1 市社協事務所が休日に都合により開ける事が出来ない場合、休日においては車
両を市原市菊間福祉センター・市原市姉崎地区保健福祉センター等の場所へ移
し、そこの事務所にて貸出業務を
◎ 市社協 送迎ボランティアサービス事業において、休日・夜間も対応出来るようにし
て欲しい
※ その他(提言)
◎ 上記に関する全ての要望項目事項について、県・国の関係機関 その他関係ある全て
の民間等団体へ参考資料として提出し、今後の障碍者等事業計画において反映して頂
くよう要望して欲しい