「”そこ”がパラダイス・・・」


この言葉の意味が判ったのは

随分時が経ってからの事だった
「その”迷える心”を捨てよ・・・」


この山は

そんな心を 読み取っているかの様に感じる
打ちつける液体が 固体と交じり合い

更には”硬質な音”を奏で出す


視界を遮る”雲”が自身を取り囲み

幻想の時へと惑わせる