それは この大地の洗礼だろうと
この身の全てを委ね
そして 染まっていったのだった
首筋から手を差し伸べられ
ゆっくりと 全身を舐める様に撫でられる感覚
時には優しく 時には激しく 心の奥底までに・・・。
霧の迷宮を後にし 再び”前へ”と進む
冷ややかな水滴を纏いだす頃には
最早 そんな装いも脱ぎ去っていた