(第三章へ)
(第三章へ)
続くロード 流れゆく時に
風の唄を耳にしながら
己の中で
何かが次第に変わってゆく事に気付いたのだった
このまま”南”へ・・・”南”へ。
「”最高の時”に生きている」
己の精神と機械が融合し
鳴き叫ぶ
”この大地”の全てへ響き渡らせる様にと
幾多の希望と絶望を繰り返し
その先にあるものをそこに見る
「聞こえる・・・風の唄が」
冷気を帯びた水のトンネルを抜けると
大気が変わりだす
太陽の光を浴び
身体にこびり付いた錆が
一枚一枚剥がれ落ちてゆく