疾走る程に
故郷と”この地”は
類似しているという想いが
脳裏を過ぎる・・・。
「似ている・・・。」
何処か優しい風が
頬を撫でる
辺りに漂う潮の香りが
妙な懐かしさを帯びている
映る景色が
色付き出し
柔らかな日差しが
全身に降り注ぐ
「祝福」