ステム
ステムベアリング
&
アンダーブラケット交換
フレーム・ステムパイプへのアウターレース圧入

RCエンジニアリング製 「ステムテーパーローラーベアリング」 品番SSK−907
この際なので、今回純正ではなく上記商品を奢ってみました。
解体時に不具合が発覚しましたが
アンダーブラケット交換ついでで事前に用意したのが幸いです。

アウターレース圧入SST。
全ネジボルト
フレーム・ステムパイプ長に合わせたもの。
※あまり長すぎると作業しにくいです。
丸ワッシャー
より面圧を稼ぐ為ナットを溶接。片側ダブルナットにて固定して使用。
※長ナットの方が良いと思います。
平板
アウターレースより大きめのもの。
使用済みアウターレース
※以降の作業参照。
以上、全てDIY店にて入手しました。使用方法は以下にて。

アウターレース>平板>ナット溶接ワッシャーの順でセット。
反対側はダブルナットにて固定し、締上げながら圧入してゆきます。
※ 取掛かりはボルトを中心軸へ保つ。

アウターレース圧入中。
レースの圧入具合を確認しながら少しずつ行います。
ズレが生じている場合、ボルトの位置を前後左右等に変更し修整。
※ 適正な状態だと割とスムーズに圧入されます。

フレーム・ステムパイプと面一な状態。
まだ完了ではありません。
この先は若干知恵を絞ってみました。

さらに圧入。
平板に替わり、使用済みレースをセットします。
レース同士は同じ直径である為、ベターな手段でしょう。
※ 位置を正確に合わせ上下逆さまにセット。

圧入完了。
念の為最後の仕上げは、使用済みレースへ平板をあてハンマーにて打撃しました。
フレーム・ステムパイプ面より入った状態になります。
※ 裏面がフレームへ密着している事を良く確認。
尚、圧入に使用したレースは脇へ丸棒をあてがい
周囲を軽くハンマーで叩く事で容易に取外せました。

引続きロアーレース。
同様に行います。

ロアーレース完了。
難易度はやや高い状況でした。
― コメント ―
サービスマニュアルによると、上下同時に行う事が記載されてますが
それは素人作業にはリスクを伴うと思い片面ずつ行いました。
又、一般的なハンマーで叩いての圧入も同様にリスクを伴うので今回の手段を用いました。
操安性を司る上で非常に重要な個所であり、一連の作業には神経を使います。
レース一ヶ所につき約一時間を要した次第です。
※ スマート・スムーズ・セーフティ
以上、アウターレースの圧入作業は完了です。